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落穂拾い


暑いねー。
なかなかのしんどさだよ、この暑さは。
こう暑いとさ、昔、友達とペヨーテって言う幻覚サボテンを食いに行こうぜって、砂漠をさ延々歩いたこと思い出すよw
さあ!全然関係ないよ!ジャン・フランソワーズ・ミレーの「落穂拾い」
大地と農民の画家!
とんでもない技量で、普遍的な美を描いたまさに農民画家、ミレー。
ただね、ここに行き着くまでに、結構色々魅力的な絵残してるんだよ。
これなんてどう?

ミレーの中でもこの、肖像画好きなん。
ほら、えなに似てない?
似てるん、かわいいんw
かわいいでしょーが。
これね、奥さんの肖像画なんだよ。
結婚して3年で死んじゃうんだけどね。
24歳でした。
なんか、哀愁漂う感じがさたまんないんだよねー。
すげーいいん。
病弱な感じがさ、絵の中にあるよね。
なんかさ、儚い感じね!
分かるでしょ!
まあまあ、とは言え、ミレーと言えば、やっぱ「落穂拾い」か「晩鐘」じゃない。
でも、俺ね個人的に好きなもう一つの作品がさ、この「死ときこり」なんだよね。

よくね?これ?
俺が好きそうな絵でしょーw
これもいいんだよー!
まあ、でもさ、先ずは「落穂拾い」やろ!
これはね、もう一言で言うよ。
ただの傑作w
完璧です。
ありがとうございましたーーーー!
以上!
で、終わらせたいぐらいの絵で、全部表現しきっちゃってるのよね。
でもさ、野暮を承知でやらせてもらうよ。
言うけど、野暮よw
まずね、ミレーの作品は、バルビゾン派って呼ばれるとこに属するわけだけども。
バルビゾン派ってのは、パリの郊外にあるバルビゾンって場所で、景色がめっちゃキレーなところよ。
沢山の画家がさ、ここで絵を描いたんだよね。
まあ、だからバルビゾン派ってのがあるわけだけれども。
ただね、ミレーの場合は、当時、革命とか疫病でちょっとヤベー状況だったのよ、パリがさ。
まあ、それもあってバルビゾンに引っ越したんだってさ。
家族を守る為にもね。
そんなわけだから、はじめっからここの景色がどうしてもってわけではなかったみたい。
多分ねw
でね、この落穂拾いって作品なんだけど、何を描いてるかって言うとさ。
穀物を収穫したあと、落ちてる糧をひと粒ひと粒、拾ってる人たちの絵なんだよね。
つまりね、もっとも貧しい農民たちの絵なんだよ。
えー、のどかな雰囲気の絵だと思ってたのにー、悲しい絵なーん?
って思ったよね。
実は聖書の、余裕ある者たちは、貧しい人たちの為に落穂を残しておきなさいっていう、教えがあるん。
旧約聖書の一節ね。
そうなん、実は宗教画なん。
それを描いてるんだよね。
でさ、近くと、遠くの描き分け方すごいでしょ。
でね、遠景をよく見るとさ、大量の小麦を積んだ農夫も描かれてるよね。
なんかこう言うんがさ、社会格差を描いているってプロパガンダ的にあつかわれたりするのよ。
まあ、それによって、今まで認められなかったミレーの絵がさ、評価されるって言う皮肉もあるんだけどね。
だけどね、意味じゃないん!
それをさ、超越したとこでのさ、光と陰の表情だよね。
描ける?これ?
無理だわー。
まじ、美しいん。
見惚れるよ、この絵の実物みたら。
何!この柔らかい光に包まれたさ絵は!
もうさ、貧しい女たちがさ、マジで神神しく描かれてるじゃない!
ため息しかでないよね。
神の世界はさ、自然の中に存在するのよ。
いらないん!
キリストも、何もかんも!
こんなこと言うと、え?さっき宗教画って言いませんでしたっけ?
ってなるよね。
そうなんどけど、それ全部本人じゃないん言ったのw
周りの批評家が、勝手にそう解釈しただけなん!
だからね、最後にこれだけは言わせて!
ミレーはこの絵の説明でね、私はただ見たままを描いただけです。
って答えてるのよ!
どうよ、このかっこよさ!
画家の生き様を感じるよね。
わかる?
意味なんて関係ないん。
なあ、俺がさ、一番はじめに説明する事が野暮って言ったでしょ。
いらないん!
多分ね、ミレー何も考えずに描いたんだよ、ただそこにいた落穂拾卯人たちがさ美しいって思って、本当に素直な気持ちで、純粋に描いたのよ。
俺はね、意味なんてチンケなもんだと思うね、この絵の前ではさ。
やべーねみー。
あとは、君たちに任せたw

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