artchango

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野うさぎ


あー頭痛えー、えなすごいわあー。
毎日、この中で生活してたんだもんなぁー。
コイツら(うちの子たち)のパワーって尽きること無いんだろうか?
なんか役に立つ事に、このエネルギー再利用できねーもんかなー?
家の電気ぐらいまかなえそうなのに。
誰かそういう装置作れないんかなー?
はあー。
さあさあ、今日はアルブレヒト・デューラーです。
巨匠の中の巨匠ですな。
すごい画家よ。
ドイツが生んだ化け物。
ただ、イタリアの画家の作品をめっちゃ研究した人でもあるんですよ。
ネーデルラント芸術とイタリアのルネッサンスを混ぜ混ぜした、ドイツ式ルネッサンスですな。
歴史に残る一人です。
もしね、知らない人がいたら、是非調べてみて、すごい作品たっぷり残してる人だから。
まずね、この時代ね、水彩画って舐められてたのよ。
これをさ、一気に向上させたのがデューラーよ!
その代表作がこれ、「野うさぎ」。
これはね、高校生の時のデッサンのテストで模写が出たのよ。
しんどかったねーw
だから、よーく覚えてるよw
なんだよ、この静止してるのに生き生きとしたウサギは!
毛並みとか本物じゃない?
この画家が、いかに自然観察に優れてたかが分かる絵だよね。
ただね、コイツだーーーーいぶ調子こいてたみたいなのよ。

これ問題の自画像なんだけどさ。
この構図ってね、正面向いてる肖像画ね、実はねキリスト描くときしか使っちゃダメだったんだよ。
まあ、ダメって決められてたわけじゃないんだけどさ、暗黙の了解ね。
それをさ、まさか自画像でやっちゃうってねw
はい、私神ですが何か?って感じよw
最高に乗ってるよね。
俺、嫌いじゃない!
こういう奴w
もう、こんくらい自信に満ちあふれてたんだろうね。
まあね、いいよ。
だってすごいもんね。
何がすごいって、デューラーの技術よ。
あまりにもすげーからさ、どんな道具使ってるんですか?って尋ねた人がいんのよ。
したらさ、もう、ふっつーの筆だったらしいよw
フワッフワだよね毛、これをさ、ふっつーの筆で描いてんだもんねー。
あんね、マジでこの絵が何がすごいかっていうとね、モチーフがあるデッサンでさ、これだけの存在感が出せる画家ってそうはいないのよ。
ほら、デッサンってさ、大学の試験で出るのよ、絶対。
でもね、上手いだけジャーーーダメな訳。
あー大学生のデッサンなんて全部クソよ。
なーんも、中身ないもんね。
あれはさ、正確さばかりに気を取られて、美ってのをないがしろにしてるのね。
だから、あんなもんで人の心は動かないわけ。
上手じゃダメなのよ。
退屈で見ててもなんも面白くないん。
このさ、見られてるから動かないけれど、目を離したら、その隙にピョーンって飛んでいきそうなさ生きてるって感じよ。
なんかさ、触ったら中にしっかり肉と骨がさギュッと入ってるのがさ、伝わってくるよね。
写真なんかよりも、説得力があるって言うね。
昆虫の図鑑って絵が多いじゃない、あれってどっか一箇所にピント合わせると、他がボケるからなんだけど、まあ、デジタルで繋いじゃえば全部にピントあった写真作れるんだろうけどね、今なら。でも、大変だろうね。
やっぱ、リアルさ見たいなのは半減する気がするよね。
見たことないからわからんけど。
まあ、つまりさ、図鑑の絵と同じでさ、どこ見ても緻密に描き込まれてんのよ。
もう、ホントさ、自然の持つエネルギーをさ、見事に描ききってるよなー。
だから、いつまでも見てられんだよこの絵って。
ウサギを存在させてるんだよね、紙の中にさ。
いやー、本物見てー!
うん、見たことないんw
死ぬまでに見たい絵の一つだわ!
なあ!
あ!そうそう、デューラーといえばね、忘れちゃいけないのが版画ね。
版画のレベルを上げたのもデューラーよ!
デューラーの版画がまたすげーの。
ヨハネ黙示録」の連作は相当やばい!
当時から大人気よ!
これにより、版画の地位が格上げされたって言われてるぐらい版画界では重要な作品!
版画作品で超有名なのが「メランコリアⅠ」

そして、「騎士と死と悪魔」

この二枚については、語ることが山ほどあるから、今日は画像だけ見といてよ。
デューラーの最骨頂の二枚よ!
乞うご期待!
ちなみに、俺めっちゃ影響受けてるからね。
ってか、全く同じタイトルで作品作ってるからw
すげえーな、デューラー
じゃあ、最後にデューラーが残した、もっとも有名な言葉でお別れしましょう。
美が何であるか、私は知らない。神以外誰も知らない。

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