artchango

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ホアキン・ソリョーリャ


さあさあさあ、何と読者の方から、やって欲しい画家が出ましたので、リクエストにお答えして、やりますよー!
今回、やるにあたり・・・かなり!調べました!
というのも、いくつかの作品と名前ぐらいは知っていましたが、実はあんまり興味ない画家w
つまりですね、調べた事無かったんですよ。
これがね、調べたら面白かった!
俺ね、自分の興味ある分野と好きな画家についてはめっちゃ調べるんだけど、興味無いとホント知らないんだよね。
いやー調べてみるもんですね。
以外な一面とかね、見えてきましたよ。
あ、ちなみにね俺マドリードのソリョーリャ美術館は行ったのよ。
ただね、ピカソでしょ、ボッシュブリューゲル、ダリ、ベラスケス・・・etc、これらの後ではね、ふむ、上手いね、だったねw
俺の地元の、長崎美術館もいくつか持ってるんだよね。


こちら、長崎美術館所蔵です。
見たことないw
クソ上手いよね!
えーっとね、まず、知らない人のために軽く人生流そうか、まあ俺も最近知ったんだけどw
1863年スペインのバレンシア生まれ、2歳で両親をコレラで失います。
その後、叔母の家に引き取られ、叔父の手伝いをしながら、美術学校に通います。
写真家の光をあてるバイトをしながら絵を学びます。
その写真家の娘と結婚します。
で、マドリードでベラスケスとかグレコなんかを勉強しながら絵が完成していきます。
絵の表現方法は、ルミニズムというジャンルにわけられます。恥ずかしながら、このジャンル知りませんでしたw
光の効果に大きな意識を向ける絵画スタイルとかいてありました。
後期印象派あたりで使われるそうです。ふむふむ、なるほどね。
ただね、言わせてもらうけど、そもそも印象派ってさ光を追い求めた人たちなのよね。
まあ、それの大げさなやつらって事だろうけど、別にわざわざ分ける必要あるか?と思ったねw
読んでたら、逆光を上手く表現し、とか書いてあったんだけど、そもそも影にも色が存在するんやーーーって印象派の皆さん言ってますからねー。なんか、この人の絵の魅力を伝えてくれる記事ってなかったね。
まずね、この人の作品って絵画作品なんだけど、まるでね写真見てる気分になるのよね。
まあ、いい意味で非常に上手い!デッサンの狂いがない!完璧!
そういう要素はもちろんあるんだけど、絵画が写真と違うのはさ、見えないものを描くってとこにあるのよね。

そういう意味では、ソリョーリャの絵ってなんかめっちゃフラットっていうか、感情を揺さぶって来ない、日常を本当にスナップ写真みたいに切り取ってるって感じなのよ。
そこがさ、すごくいいわけ!
逆に新鮮な感じがするよね。
カッコつけてないっていうかさ、全部じゃないんだよ!俺が今語ってるのは、海を描いてるシリーズらへんの話。
肖像画はね、ダメだね、嫌いw

もうね、薄いん、なんか表面だけをすくった上っ面の絵。上手いだけなん。
ほら、この前、言ったじゃん上手いだけの奴はいくらでもいるってw
人物描くのは上手いんだけど、あくまで風景の一部として描くのが上手いのよ。
人を描くって意味では、ベラスケスの足元にも及ばないね。
ただね、海のシリーズはいいね。

特に水の表現には舌を巻くよね。めちゃくちゃ上手い!
上手いだけじゃなくて動いてるんだよね、キラキラ海面がさ眩しくひかってんのよ。
あんね、水面の色だけ追ってみて、だんだん揺れてくるから。
それをさ、なんの変哲も無い日常のようにさらっと描くオシャレさがあるんだよね。

もうね、スペインの人たち大好きだからね。
わかるよ、スペインの光をさやっぱり描ききってるんだよね。


そしてね、なんと言っても家族愛。
この作品はね、俺が一番好きな絵。

画家の家族ってタイトルでいいのかな?
これはね、マドリードの美術館で見たんだけど、あーいいなぁーって思ったね。
家族への愛が詰まってんのよね。
なんかさ、目たれてニヤニヤしながら描いてんだろーお前!ってのがさ、見てて伝わってきて、一緒にニヤニヤしちゃうんだよなあー。
ステキな一枚だね。
ただね、他の作品は全体的に俺の好みではない!
上手い!達者!だけど心は震えません!
ごめんなさい!w
最後にね、この人の最後なんだけど。
脳溢血で倒れて、田舎で療養するのよ。
倒れてからは一度も筆を持たず、描きかけだった絵もそのままで、3年後永眠したらしいです、なんか、いいなぁーっと思ったね。
なんだろう、この最後いいんだよなあー。
どんな気持ちだったのかなーとか考えるとさ、なんだか切ない気持ちになってくるんだよねー。
描きかけの絵を見ながらさ、何を思って死んでったんだろうなあー?

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