最近、コロナで完全に自粛モードの俺。
まあ、あんまり変わらない生活なんですけどw
流石に、スーパーに入れるのが一人ってのは、きつくなってきたよね。
もう、出歩いてる人はほとんど見かけないメキシコ、サンミゲル。
さて、皆さんこんな経験ないですか？
自分が、自分の内側にどんどん入っていく感じがして少し気持ちが悪い感じ。
自分の中にある深い闇に、手が届きそうで届かない感じ。
絵を描いてる時って、すごーく稀にですけど、あるんだよね。
ホント、一年に一回とかなんだけど。
あるのよ。
そんな闇の世界に、どっぷり浸っていたであろう画家カラバッジョ。
今日は、行きたいと思ってるよー。
ちなみにミケランジェロでもあるんだよね。
ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョっていうん。
まぎらわしい！イタリア人でミケランジェロは一人で十分。
でも、ミケランジェロの影響めっちゃうけてますけどね、名前のせいかな？w
さて、この画家一言で言うと天才です。
俺が油絵やーめたって、思った理由はこいつの絵です。
ダリを真似して、目標にして、頑張ってた当時の俺の前に突然あらわれた画家。
あ・・・無理だ・・・と思ったよね。
あー、ちなみに、それを思ったのはこの作品ではないんですけどね、イタリアのフィレンツェにある大量のカラバッジョ作品です。
もう、どうやって描いたかすら分かりませんでした。脱帽です。
意味がわからないん。
肌が肌なん。
絵の具じゃないんだよね。
あれ？おかしいって思ったん。
この人、絵の具使ってない、少なくとも俺の使ってる絵の具じゃないw
そんな言い訳よw
そして、フィレンツェで絵をみた後、こやつが４０歳まで生きていないと知って油絵の具と筆を封印しました。w
俺はバスキアみたいにいこう！と訳の分からんことを決心するのです。アホです。
ここから、俺は、地獄の若かりし頃皆が通った、自分探しの時期に、突入することになります。
まあそれはさておき、今日紹介する絵は「愛の勝利」という作品です。
この作品を、しょっちゅう捕まって牢獄に入ったり、ケンカばっかりしてた画家が描いたとは到底思えません。
そう、こいつの私生活は本当にめちゃくちゃでした。
殺人までやってますからねw
最後、逃亡生活の末死ぬからw
いつも、短剣持ちながらフラフラ町を歩いてたらしいよw
超あぶねー奴じゃない？
絶対関わりたくないw
そんなやつが、こんな繊細な絵を描いていたとわって感じですね。
この表情、肌の質感とかありえない。
絵の具と筆で、この表現が出来るなんて信じられん。
強烈な明暗法の中にある、繊細なタッチ。
まじで、この時代の画家はぶっ壊れてる。
最近、スーパーリアリズムだとかいう、ふざけた技法がちやほやされてるけどね、はっきり言っておこう、写真のリアルじゃ描けないことがあると。
プロジェクター使って、写真うつして描いている画家とか、俺の中では画家じゃなくて馬鹿です。
残念。
絵ってね、もっと別のなんかなの。
なんかって何さ！？知らねーよ。知ってたら、俺だって描けてんだろーが！
描けねーから模索してんだよ！ったく！っと誰にでも無く愚痴ってみる。
さて、今日も話が脱線したところで戻しましょう。
という、アグレッシブな画家だった、という噂があるわけですが、たしかによく見るとカラバッジョの作品ってめっちゃストレート！
表現したいことが、バッチリ伝わってきます。
ストレートしか投げれない投手ですね。３００キロぐらいの。
しかも、デッドボール狙ってきてる感じよ。
避けなきゃ死ぬからw
みんな気をつけてね。
さあ、見てみようか。
単純に、下に置いてあるモチーフは人間が想像してきたものでしょう、ペン、本、楽器やらなんやらありますが、それを全部踏みつけて笑うキューピッド・愛の象徴が勝ち誇っている。
それだけの絵。単純明快。
愛の前では全ての考えは無駄。以上。
そうでしょ、恋に落ちた時ってさ、もう全てどうでもよくって、あの子のことばっかり考えてたでしょーが！
ね、そういう絵よ。
必ず、最後に愛が勝つーーーーって、歌もあったよね。w
はい、あーざーっした。・・・ほんとけ？
よく見て。
この天使羽根が白と黒に見えない？
俺だけかな？
白い羽根だったとしても、黒い羽根だったとしても、この画家がこんな中途半端な描き方しただろうか？
なんかぎりぎりでワカラナイようにしたような、意思を感じる描き分け方に感じるんだよなー。
もし、白と黒の羽根を持った天使だとしたらこの絵の解釈は変わる。
それこそ、カラバッジョが両刀使いだったとかとか、神と悪魔は離して考える物ではないとか、善と悪、光と影・・・まあ無限に考えれるわけよね。
ちなみに、この絵のキューピッドは黒い羽根をつけていると言われています、一般的には。
まあ、わかんないよねー。
こいつ、うますぎんだってマジで。
なんかさ、見れば見るほど、300キロのストレートじゃなくて、実は３００キロのフォークボール投げてんじゃねーかって、気がしてしょうがないんだよね。
自信満々でバット振ったら、スコーン落ちてったーーーみたいなw
なあ、どう思うよ？
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